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フードポルノ

 

 

 最近目にしたこの事葉、美味しそうな食べ物の写真や動画をSNSなどにアップする事で他の人の食欲をそそったりする様を本来のポルノに例えて表現した造語だそう。僕の撮った写真で他人様の食欲をそそることが出来ているかはともかくとして、食べ物の写真をインスタグラムやこのブログでアップしているという意味では、僕はさながらフードポルノ男優で、その頻度から言えばハードコア・フードポルノ男優と言ったところでしょうか。

 ただ自分が読んだ記事によるとヨーロッパ、特にフレンチのシェフからは賛否両論で、その独自性(ある種の著作権のようなもの)を侵害されるとして否定的(もしくは禁止する)店もあれば、SNSは宣伝だと割り切っている店もあるようで、受け取り方や判断は様々。

 もっとも自分がインスタにUPするようになったきっかけは単純にiPhoneを買った事に起因するものが大きいと思います。活用方法としては主にダイエット用と備忘録としてで、前者であれば最近食べたものの色やカロリーを意識して、あまりにも肉が続いているなら魚や野菜を摂取する事を心掛けるなど、その日のメニューに反映させるのに便利だし、後者であれば友達との食事の約束をする際などに「最近何食べてないっけ?」なんていう使い方をしていますが、その手段として純粋に時系列で写真(ベストショット)を保存する手段としてインスタが最適なだけで、それを写すものとしてiPhoneのカメラ機能が優れていたというだけの事。僕個人としてはどこをジャッジするわけでも、宣伝するわけでもありません。(ちなみに好みでなかったものはUPしてませんが...)

 

http://instagram.com/p/kmTSV1Oc1T/

我ながら良く焼けました

 

 ただ前述のフードポルノにネガティヴな意見をもつシェフの話を聞いてふと思い出すのが昨今のファッションショーに関する事。とは言え今から20年ほど前の(逆を言えばたった20年前の)話なのですがまだ自分が10代後半から20代前半でミラノに住み、コレクション取材に携わっていた頃の話ですが...

 当時は今と違ってファッションショーの会場にフォトグラファーのパスを持たない人間がカメラを持ち込むという事は御法度。その主たる理由としては「コピーを防ぐ」というもので、特に我々日本人も含めアジア系は生産拠点という事もあり目を光らされていたもので、現状は知りませんが一回の放送や出版で掲載できる数も決まっていたブランドもあったほど。そう、今でこそ近隣諸国を揶揄する事が多い我々も、当時はOne of themだったのです。

 だから昨今のインスタやツイッターによる「にわかジャーナリスト」的なアップなど当初は僕自身もとても驚きましたし、もし仮にそのような言葉があったとすれば「ファッションポルノ」と言った所なのでしょうか? もちろん、ここでその是非を問うつもりはありません。当時からすればブランド側がUstreamでコレクションを中継するようになるとは夢にも思わなかったわけで、善し悪しや好き嫌い関係なく、時代は変わるという事。何年かしたら「今日お出ししたものです」なんて帰り際にお店側がキレイな画像データをお土産でくれるのが当たり前になるかもしれませんね。

 あ、ちなみに今日の写真は先日自分で焼いた肉の写真ですので、誰の迷惑にも宣伝にもなっていませんので悪しからず(笑)。でもこの流れで言うと、ジョージアの「ブログじゃ味は伝わらないよ」ってCM、あれ良いですよね。特にオチの辺りがまさに「今」を表しているようで微笑みを誘います。まぁただ撮り続けるとわかるのは、美味しいものは必然的に美味しそうに写るというのが個人的な見解です。そうでない場合は単に写真がヘタだという事で...

 

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